問4 「王様の耳はロバの耳」の王様は誰?

イソップ寓話

ある国にロバのような耳をした王様がいました。
王様の耳がロバの耳であることを知ってしまった理髪師はその秘密を言わずにはいられなくなり、深い井戸に向かって「王様の耳はロバの耳〜」と叫んでしまいます。その声があらゆる井戸を伝わって井戸と言う井戸から「王様はロバの耳」 と聞こえ、皆にロバの耳を知られてしまった王様は「これは皆の意見を良く聞けるように ロバの耳になっている」と打ち明けるストーリー。

王様は秘密をバラした床屋を許すので、人は(とくに上に立つ人は)寛容さが大事だという話。
床屋を許したら呪いが解けて、王様の耳が普通の耳に戻ったという説もあるらしい。
逆に「隠し事は必ずバレる」「人は秘密を守れない」という教訓でもある??

王様は誰か?

どうしても人に言えない秘密、問題を抱えている人間。
自分をさらけ出せない人間。

ということは自分も含めた今生存している全ての人間。

【答え】
シダース王
フリギア王国最盛期時代の王
「ミダース王と黄金」「王様の耳はロバの耳」の主人公。

「ミダース王と黄金」
触れる物全てを黄金にしてしまう望み通りになったが、食べるものまで黄金になってしまい、結局魔法を解いてもらったという話。
この神話はフリギア王国がどれほど富を得ていたか、財宝だけが幸せの証しではない、人は常に願い事をするときは注意深くなければいけない等という教えを説いたものと言われてる。